<お知らせ>

●8/4(月)東京池袋の新文芸坐にて上映決定!

10:30~12:10 上映「ラストメッセージ “不死身の特攻兵” 佐々木友次伍長」上映後 10分休憩 12:20~13:10 星野知子さん・上松道夫監督トークショー(50分)


9回突撃を命じられ、9回生還した特攻兵がいた—

ラストメッセージ ”不死身の特攻兵”佐々木友次伍長

監督:上松道夫 制作補佐:御手洗志帆

上官の命令が絶対とされた戦時下で「死んで来い」と9回“特攻出撃”を命じられ、9回とも生還した兵士がいた。佐々木友次伍長21歳。陸軍最初の特攻隊「万朶隊」操縦士。二度も敵艦船に「突入」「戦死」と報じられ、「軍神」扱いされたが、奇跡的に生還した。十死零生」の特攻攻撃から、佐々木伍長はなぜ生還できたのか?

 

その佐々木友次が死の半年前、20157 病床で

我々のカメラに自らの特攻体験と思いを語った… 

まさに「遺言」ともいえるインタビュー映像の全容を公開衝撃のドキュメンタリー


 [監・撮・編]上松道夫[制作補]御手洗志帆

[撮]那須雅人、濱野実、安達真、上松道夫、御手洗志帆

[音声]阿部裕司、松澤聡

[ナレーション]星野知子、徳重聡


特攻攻撃』とは何だったのか?

2021815日、テレビ朝日系列で“終戦特番”として放映され、
大きな反響を呼んだドキュメンタリーの<ノーカット完全版>
1時間近くに及ぶ生前の佐々木友次のインタビューを中心に、同じく特攻機で出撃し、
敵機に撃墜されながら奇跡的に生還した特攻隊員、多くの特攻兵を見送った通信兵など、
多数の証言を交え、壮絶な特攻兵の真実を浮き彫りにする
「比島沖海戦」や「神風特別攻撃隊」など、米・国立公文書館所蔵の記録フィルムと、
米艦船に突入を図る特攻機の貴重なカラー映像等を織り交ぜ、
時代背景を含めて「特攻」のリアルな実像に迫る
特攻攻撃は「志願」だったのか?「命令」だったのか? 
「時代」と「運命」に翻弄された特攻兵の生涯を辿る

佐々木友次氏プロフィール
・北海道石狩郡当別村(現・当別町)出身の佐々木友次伍長(21)は、色白紅顔の美少年父は日露戦争で決死隊の白襷(しろだすき)として二百三高地の激戦を生き抜いた勇士であった
子どもの時、故郷の当別で、上空を飛ぶ新聞社の飛行機を屋根の上から飽かずに眺め、空に憧れた
仙台の航空機乗員養成所を経て、陸軍の茨城県鉾田教導飛行師団へ
優れた操縦技術を買われ、陸軍最初の特攻隊“万朶隊”指名され

 尊敬する岩本益臣隊長と行動を共にする

出撃直前、敵機に襲われ壮絶死した岩本隊長の遺骸を前に、“ある決意” を固める

 

何度も“死ね”と強要した参謀長と“宿命の対決”


僕はどうしてもこの人の生涯を本にしたかった」

・『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』(講談社現代新書)劇作家・演出家の鴻上尚史氏が佐々木友次伍長のことについて書いた本が2017年に出版され、20万部を超えるベストセラーとなった

・社会の同調圧力が強まり、息苦しさを覚える現代人に、佐々木友次伍長の勇気ある行動が共感を呼び、 コミック版が『ヤングマガジン』に連載 単行本全10巻も発売中(講談社より)



佐々木友次伍長の凄絶な生涯を辿る<完全版>

「戦地行ったらね、それは国のために死ねとかね、上手に考えるけどね。

そんなものでない、悲惨なものですよ。

もう自分というのが無くなってしまうんだからね。

もう自分が無くなってしまったら無になってしまう」

佐々木友次201629 享年92